令和7年10月13日〜19日 活動記録

【9月定例会委員長報告】

私が委員長を務める県土都市整備委員会における審査結果について、戸野部副委員長から報告。県民の皆様の安全で快適な暮らしを守るため、特に重要だった二つの論点に絞り、その概要をご報告します。

1. 緊急工事の予算化を迅速に!

まず、県土整備部関係では、補正予算の時期と緊急工事への対応が焦点となりました。議員からは、人命に関わる土木工事について、国庫補助金の内示を待たずに前倒しで補正できないのか、という点が厳しく問われました。

これに対し県は、増額が国庫補助金の内定増によるもので、例年この時期に提案していると説明しつつも、人命に関わる急を要する事業については、今後は6月定例会での補正も検討していくと前向きな答弁を示しました。

県民の安全を最優先するため、緊急性の高い事業への予算措置がより柔軟かつ迅速に行われるよう、引き続き強く求めてまいります。

2. 老朽化マンションへの積極的な支援を!

次に、都市整備部関係では、老朽化するマンション対策について議論しました。老朽マンションの状況把握と、県の取組方針について質疑が出されました。

県は、アンケートや外観調査で状況を把握していることに加え、管理不全の兆候が見られる場合に備え、今年度創設した「埼玉県分譲マンションアドバイザーのプッシュ型派遣」により、積極的に支援を実施していくことを強調しました。

増加する老朽化マンション問題に対し、このプッシュ型支援を効果的に展開し、県民の重要な資産と安全を守るため、万全の体制を構築してまいります。

審査結果と今後の取り組み

上記の審査を踏まえ、付託された議案2件は、総員をもって原案どおり可決されました。

また、行政課題として、一級河川江川における河川整備計画の変更についても報告があり、治水対策への関心の高さを反映した活発な議論がなされました。

今後も、安全で豊かな埼玉づくりに向け、委員長として全力で取り組んでまいります。

【自然再生・循環社会対策特別委員会報告】

特別委員会は副委員長として本会議場で審査の結果を報告しました。

「農林業・農山村の循環型社会への貢献」について集中的に論議しました。以下、主な審査内容として

1. 農:化学肥料低減とエビデンスの確立を

化学肥料の使用量を減らし、有機肥料を活かす取り組みは進んでいます。しかし、私はこの取り組みの効果—豊かな土壌や人体への影響—を県民に分かりやすく示すため、明確な科学的エビデンス(根拠)を早急に収集・発信するよう執行部に強く求めました。食の安全と持続可能な農業のため、この課題を継続して追及してまいります。

2. 林:目標達成と県産木材条例への期待

森林整備面積と県産木材供給量が計画目標を大きく下回っている点について、危機感を持って対応を求めました。執行部は、高性能機械導入支援に加え、今後は県産木材利用促進条例を制定し、普及を強力に推進する方針を示しました。この条例が、林業の活性化と災害に強い森づくりを加速させるエンジンとなるよう、強く期待しています。

3. 連携:森林環境譲与税の活用強化

「森林は県民みんなで守る」という理念のもと、県主導による森林環境譲与税の活用強化を求めました。配分基準の見直しやサポートセンターによるマッチングは進んでいますが、今後は「山とまち」がより有機的に繋がるよう、複数市町村間でのマッチングを強化し、全県的な森林保全活動を促進する必要があります。

結び:持続可能な埼玉の実現へ

農林業・農山村の課題は、県民全体の未来に関わる重要な課題です。副委員長として、これらの審査を通じて見えた課題に対し、具体的な成果が出るまで徹底して確認と推進を行っていく所存です。委員会は引き続き審査を継続してまいります。

【県議会議事堂エントランスを彩る生花】

いつもありがとうございます。

作者:古流松藤会 島崎理敦
花材:貝塚伊吹、ヒペリカム

作者インタビュー

Q:作品のポイントを教えてください。
A:水際から立ち上がる姿を天地人三才の形で表現しました。ヒペリカムの花言葉は「きらめき」なんですよ。

Q:素敵な花言葉ですね。他にはありますか?
A:今回は、書道で言う楷書にあたる「本勝手真型」の生け方をしました。ヒペリカムのほうは「逆勝手真型」で生けました。

※埼玉県ホームページより抜粋

【もりまなぶ生誕100年記念作品展】

「行田市の誇り」異色の芸術家 もりまなぶ生誕100年記念作品展を観覧!

埼玉県立近代美術館で開催された「もりまなぶ生誕100年記念作品展」を観覧してまいりました。

もりまなぶ氏(本名:森 学)は、埼玉県行田市に生まれ、日本画、油絵、版画、彫刻、陶芸と多岐にわたる分野で活躍された、まさに「異色の芸術家」として知られています。

会場には、日本画の素朴な味わいから、油彩画の深い表現、そして力強い版画作品まで、約52年にわたる氏の創作活動の軌跡を示す多様な作品が並んでいました。

• 独創的な表現力: 特に目を引いたのは、抽象的ながらも人間の情感や自然の力を感じさせる作品群です。棟方志功氏に「絵を勉強した人はこんな絵は描けない」と絶賛されたというエピソードにも納得の、既存の枠に囚われない自由な発想が作品全体から溢れていました。

• 郷土への愛着: 行田市を拠点に活動され、作品の題材にも郷土の風景や日常の光景が多く取り入れられていると伺いました。私が観覧した作品の中にも、どこか懐かしく、親しみを感じさせるモチーフがあり、氏の地元への深い愛着が伝わってきました。

• 写真に写っていた「日本の抒情」(東京国際ビエンナーレ展で文部大臣賞を受賞し、埼玉県立近代美術館が所蔵する氏の代表作)の制作風景の写真は、作品制作にかける情熱を感じさせる貴重なものでした。

もりまなぶ氏のような行田市の誇るべき芸術家の作品が、県立美術館という大きな舞台でこのように紹介されることは、県民、そして行田市民として大変喜ばしいことです。

芸術活動は、人々の心を豊かにし、地域に活力を与える重要な要素です。私は埼玉県議会議員として、氏の作品が次世代にも長く継承され、また、氏に続く若い才能が育まれるよう、地域に根差した文化・芸術活動の支援をさらに強化してまいります。

今回の記念展は、郷土の偉大な芸術家を知る貴重な機会であるとともに、文化の力を改めて感じさせてくれる素晴らしい体験となりました。

【行田古墳フェスティバル】

地域の活力を再認識!「さきたま古墳公園」周辺で開催された「行田古墳フェスティバル」に参加し、大盛況の会場から行田市の持つ大きな活力を感じました。

特設ステージでのご挨拶では、地域の歴史と文化を未来へ繋ぐ重要性についてお話しさせていただき、その後は多くの市民の皆様と交流することができました。

会場内では、埼玉県立さきたま史跡の博物館のブースで埴輪のレプリカなどを見て古代のロマンに触れたり、ミニチュアホースの「エジマル」とのふれあい体験で目を輝かせる子供たちの笑顔に接したりと、イベントが地域交流と学びの場となっていることを実感しました。

このフェスティバルは、古墳という行田の宝を最大限に活かし、物販や飲食を通じて経済効果も生み出す、素晴らしい地域振興モデルです。

今後も行田の魅力をさらに高め、地域が活性化するよう全力を尽くしてまいります。ご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

【星河地区青少年育成会 環境美化運動】

環境美化活動の一環として、行田市総合公園の花壇の花植え準備を、地元の中学生の皆さんと一緒に行いました。

青少年育成会は、次世代を担う子どもたちの健全な育成を目的として、様々な活動を展開されています。今回の美化運動は、公園という公共の場を大切にする心や、地域への貢献意識を育む素晴らしい機会となったと感じています。

中学生の皆さんは、早朝にも関わらず集まってくれ、大人に交じって花壇の整備や土の入れ替えなどの作業に真剣に、そして楽しそうに取り組んでくれました。その生き生きとした姿は、地域の未来が明るいことを確信させてくれます。このような活動を通じて、世代を超えた交流が生まれることは、地域社会にとって非常に重要です。こうした交流こそが、強固な地域コミュニティを築き、住みよい行田市を実現するための土台になると、改めて感じました。
行田市総合公園は、市民の皆さんの憩いの場であり、スポーツ・健康増進の拠点です。ご協力いただいた星河地区青少年育成会の皆様、そして参加してくれた中学生の皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの汗と熱意が、行田市の美化に繋がっています。

これからも地域の大人として、こうした地域を愛する活動を積極的に支援し、子どもたちが夢を持てる、活力ある行田市の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。

【須加地区 県政報告ミニ集会 in 大漁苑】

須加地区の「大漁苑」様にて、県政報告ミニ集会を開催いたしました。

足元の悪い中、会場いっぱいに本当にたくさんの方々がお運びくださり、心から感謝申し上げます。

地域の方々との貴重な対話

直接、地域の皆様と顔を合わせ、お話しできるこうした機会は、私にとって本当に貴重な時間です。

• 現在の県政の取り組みや課題について、スライドを用いてご報告させていただきました。

• ご参加いただいた皆様からは、日頃感じている地域の課題や県政へのご意見など、率直なご意見を多数いただきました。

特に心に残ったのは、ご参加者の方からいただいた、

「政治家って仕事してるんだね。文句を言おうと来てみたけど、いい話し聞けて良かったよ。」

という嬉しいお言葉です。

皆様の厳しいご意見も含めて、地域に足を運び、直接声を聴くことの大切さを改めて痛感いたしました。

これからも、市民の皆様の声をしっかりと受け止め、一つ一つ丁寧に、そして全力で県政に反映させるため、努力を重ねてまいります!

ご参加いただいた皆様、そして会場をご提供くださった大漁苑様、本当にありがとうございました!

【より速く!大和運輸カップ 豊洲ランニングまつり】

日頃から運動を心がけていますが、昨年に引き続き10kmの部に挑戦。体は正直に「重い」と感じましたが、なんとか目標としていた50分切りを達成し、49分42秒という記録で無事に完走することができました。順位は25位と、大変光栄な結果です。

何より、最高のラン日和の中、怪我なく笑顔でフィニッシュテープを切れたことが最高の喜びです。大会関係者の皆様、素晴らしい運営を本当にありがとうございました!

また、今日のゲストはプロランナーの井上さくらさんでした。プロフェッショナルな方から直接刺激をいただき、大いにモチベーションが高まりました。私もこの経験を活かし、来年はさらに速く走れるよう日々のトレーニングに励みます。

今回、一人のランナーとして大会に出場し、改めてスポーツが持つ力、そして目標に向かって挑戦する楽しさを実感しました。

皆様一人ひとりが、自分の体力やペースに合わせてスポーツに親しみ、心身ともに健康を維持できる環境づくりこそが、県政の重要な柱です。

私自身の体験も踏まえ、今後も議会を通じてスポーツ推進に力を入れてまいります。

【今週の盲導犬パピーのワラちゃん】

我が家の玄関を優しく守ってくれているのは、盲導犬の卵、ワラちゃんです。

まだ遊びたい盛りの子犬ですが、家族が外出する気配を察すると、この定位置で静かに待っていてくれます。

優しさと強い責任感を秘めた、小さな盲導犬の卵。ワラちゃんが将来、誰かの大切な光となれるよう、私たち家族も愛情を込めて育てていきます。